このお寺は､ビルマとの戦いで破壊されましたが､チャクリ朝を開いたRama 1stによって､
再建されました。(上図赤丸印）

そして､このお寺のUbosot(本堂)の
内部の漆喰の壁には､
ジャータカ物語の一つ､
悟りを得る前の仏陀の生涯の壁画が
描かれています。

Ubosot(本堂)です。

Ubosotの周囲には､Sema石が立てられています。

その本堂の内部。

本堂内部の壁画には
仏陀の生涯が描かれています。
約150年前に描かれたものらしい。

右の写真は､「降魔成道」の場面です。

その拡大写真。

菩提樹下でゴータマ・シッダルータは
瞑想を行っており､
マーラの軍隊が､その瞑想の妨害をしています。

ゴータマは､悟りを得るに値する事を証明する為に､
右手の指を地面に下ろし､
大地の女神トラニーを呼び出します。

そしてトラニーは､
ゴータマが前世で積んだ徳を水にして､
髪から絞り出し､その水で洪水を引き起こして
マーラ軍を打ち破ります。

そして､ゴータマは悟りを開き､仏陀となります。

仏陀の下に立って髪を絞っている女性が､
大地の女神トラニーです。


参考として､大地の女神トラニーの像は､バンコクの王宮前広場Sanam Luangの北東にあり､
その像の髪の先からは､常に水が流れています。

仏陀の生涯の一場面です。

これは､Viharn(礼拝堂)です。

Viharn(礼拝堂）の周りに､Sema石が見えません。

Viharn(礼拝堂）の内部壁画には､アユタヤのナーレスエン大王の生涯が描かれており､
下の写真は､ビルマとの戦いの場面です。